冠婚編：２分の１成人式・立志式の成立と展望
―儀礼を保持する家族行事
葬祭編：家族・地域を含めた新たな「つながり」への展望と葬送墓制
―死の文化の変容と多元化する社会的紐帯の考察―　（1年目）

学識経験者の先生方に委託している研究調査は、2018年度より新たな3か年として実施されました。1年目となる2018年度は、冠婚編は「2分の１成人式・立志式の成立と展望」、葬祭編は「家族・地域を含めた新たな「つながり」への展望と葬送墓制」（1年目）をテーマに論文としてまとめていただきました。
（なお、本研究調査は、互助会保証株式会社からの委託事業として行われているものです。）

※先生方のご所属は2019年3月末時点のものです。

• 【冠婚編】
• 第1章　２分の１成人式・立志式の成立と展望－儀礼を保持する家族行事
  （國學院大學　副学長　石井研士）

• 【葬祭編】
• 家族・地域を含めた新たな「つながり」への展望と葬送墓制
  ―死の文化の変容と多元化する社会的紐帯の考察―
• はじめに
  （国立歴史民俗博物館　准教授　山田慎也）
• 第1章　葬送班
• 葬送班概要
  （国立歴史民俗博物館　准教授　山田慎也）
• 1.葬儀サービスの変化とグリーフ・ケア ―ケアと公共性の理念をめぐる新たな動向―
  （東京大学大学院　学術研究員　田中大介）
• 2.名古屋市における生活困窮者の葬儀―イズモ葬祭の「簡易葬」の事例から―
  （名古屋学院大学　准教授　玉川貴子）
• 3.葬儀をめぐる新生活運動の現在―群馬県・栃木県を中心に―
  （大正大学大学院　博士後期課程　大場あや）
• 4.葬送儀礼の意義と助葬事業の成立
  （国立歴史民俗博物館　准教授　山田慎也）
• 第2章　墓制班
• 墓制班概要
  （ものつくり大学　准教授　土居浩）
• 1.生の共同性からみた共同墓の展望
  （第一生命経済研究所　主席研究員　小谷みどり）
• 2.樹木葬墓地が拓く公益的な墓地活用の可能性
  （筑波大学大学院　博士課程　宮澤安紀）
• 3.真宗十派にみる本山納骨の実態
  （東北大学　総長特命教授　鈴木岩弓）
• 4.無縁墳墓改葬公告から見えてくるもの ―公共工事と「墓地の廃止」―
  （茨城キリスト教大学　名誉教授　森謙二）
• 5.無縁墳墓改葬公告から見えてくるもの ―事例研究―
  （茨城キリスト教大学　名誉教授　森謙二）
• 6.人骨標本の「遺骨」化
  ―保存箱のふたと思われる「板」の発見をめぐって―
  （ものつくり大学　准教授　土居浩）
• 7.過疎地域における合祀墓の設立と他地域への広がり
  ―新潟県糸魚川市を事例として―
  （国際宗教研究所　研究員　問芝志保）